近所のスーパーに糖質をおさえたブランドのコーナーができてました。
糖質をなるべく摂りたくない
という消費者が増えているのでしょうね。
最近は、いたるところで
糖質オフを打ち出しているメニューを見かけます。
ラーメン屋さんでは糖質オフの麺を使ったり、
寿司屋ではシャリの部分が大根になってたりして、
それもう、寿司ちゃうやん…
と、不思議な気持ちになります。
糖質を控えることはおすすめしますが
この方法では意味がないというのが私の考えです。
私も糖質は控えてますが、
お寿司が大好きなので、
寿司を食べるぞと決めた時は、気にせず食べます。
でも、寿司屋へ行くのはしょっちゅうではなく
ごくごくたまに行く程度です。
糖は、呼び水のような力をもっているなと感じます。
糖質制限の食事を始めて一年が過ぎましたが
がん治療もひと段落したので
時々、制限を外して、炭水化物を摂ることがあります。
最近は、カレー屋に行ってナンを食べることが何度かありました。
一年、小麦粉ものを食べずにいると
ナンもびっくりするぐらいおいしいんですよね。
しみじみ「おいしい…」とつぶやいてしまうぐらい。
甘みを感じます。
で、おもしろいもので、一度食べてしまうと
しばらくの間、「スイーツが食べたい」と思ったりするのですよね。
それまでは見向きもしなかったコンビニのスイーツコーナーに
吸い寄せられて、手にとってしまうのです。
私の場合はそこで
「いやいや、食べちゃダメ」と意識に働きかけ
買わずにコンビニを後にすることができるのですが
食べないぞと思いつつ、手に取ってしまうという自分の行動も
おもしろいもんだなと思ったりします。
今は、その程度で全くセーブできますが
糖質を制限し始めてから3ヶ月ぐらいは
甘いものが食べたくて食べたくてしようがなく
苦しささえありました。
がん細胞に食わせてなるものかの一念でがんばれましたが
「痩せるため」だけだと、「ま、いっか、また明日から」
ということになっていたと思います。
糖は中毒性があるといわれてますが
糖を欲しているのが自分であって自分でないような感覚は
まさしく中毒のなせる技なのだと私自身も感じます。
甘いものを食べると、しあわせを感じますよね。
脳内がとろける感覚。
このあいだ、この記事を読んだ時にあらためて思いました。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201712090000293.html
甘いものを食べて感じるしあわせは
覚せい剤の中毒と変わらないのかもしれません……💧
甘いものが食べたいと思ってしまうその根底にあるのは
からだをつくるための原料不足も考えられます。
原料が足りないから
もっともっとと欲している感じ。
糖はエネルギーになるのだけれど
でも細胞をつくるもとにはならないので
糖をいくらとっても、まだまだ甘いもの食べたい
という欲求としてあらわれているようにも感じます。
タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンが
からだの組織をつくっています。
炭水化物のうち、糖はからだを潤滑に動かすためのエネルギーとなります。
糖もからだを動かすためにはなくてはならないものですが、
それほど多くは必要ありません。
あまった糖は、脂肪となってからだに蓄えられてしまいます。
からだに必要なのは、脂肪よりも筋肉なのですが…。
この、もっと食べたいという欲求は、
タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンが足りない
からだからの渇望の声だとも言えます。
甘いものが食べたいと感じた時や
小腹がすいたなと感じた時には
チーズやナッツをよく噛んで食べると
甘いもの欲求が薄れて、みたされます。
これもおいしいですよ。
ちょっとだけ甘いものが食べたい時にはこれ。
(池袋の中華雑貨店や、おそらく全国の中華街で、もう少し安く販売されてます)
甘いものを食べるのは、特別な日。
そして、簡単に手に入るお菓子ではなく
特別な日には特別なお菓子を。
いつもいつもはいらない。
本当の意味でのご褒美としていただくのが
しあわせだと思うようになりました。
からだを変えるためには
自分の意識を変える
ということも必要なのだと思います。
こころとからだは一体だという言い方もありますが
こころもからだも、おなじものを違う視点からみている
ということなのだと最近は感じます。
学んで知識を得ることで
意識も変わります。
脂質の勉強会は5月13日です。
残席2なので、参加ご希望の方ははやめにお申し込みくださいね。
お待ちしてます😊
912g 2,160円(税込)